「雹」ってなんと読む?雨冠に包と書いてなんと読む?
明日・8月11日は、国民の祝日『山の日』ですね。平成28年(2016年)に施行された比較的新しい国民の祝日で、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」というコンセプトの祝日です。実は、日付の選定に深い意味はないらしく、お盆休みと合わせて連休を取りやすいことなどから8月11日になったのだとか。今年は木曜日が『山の日』ですが、お盆の連休取得に活用する方も多そうですね。
本日は『山の日』にちなんで「自然現象」に関連する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「驟雨」ってなんと読む?
「驟雨」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「にわか雨」「村雨(むらさめ)」の同義語で、急に振り出して、まもなくやむような雨のことです。
<使用例>
「暑い日にまさかの驟雨だったけれど、草木にとっては恵みの雨だったかもね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 驟雨(しゅうう)です。
「驟」は「馬がはやく走る。」「突然」などの意味を持った字で、「驟雨(しゅうう)」は、すなわち「にわか雨」です。文語的な言葉は知的なイメージになりますので、大人のボキャブラリーに「驟雨(しゅうう)」、加えておきたいですね。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「雹」ってなんと読む?
「雹」の、1文字で日本語として成立する、正しい読み方をお答えください。
ヒント:空から降るもので、大きなこれは、自動車の車体をへこませたりもします。
<使用例>
「大きな雹が降ったときに、別荘の窓ガラスが割れていたらしいの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 雹(ひょう)です。
「雹(ひょう)」は、主に積乱雲から降る氷の塊や粒。雲の中の氷晶が成長し、落下する際に過冷却水滴が付着して凍結することによりできる自然現象です。冬より、春や秋に降ることが多い、とされています。粒の大きさが5mm以上の場合に「雹(ひょう)」、5mm以下の場合は「霰(あられ)」と呼ばれます。
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本日は、8月11日『山の日』のトリビアと、「自然現象」に関連する日本語から、
・驟雨(しゅうう)
・雹(ひょう)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/とっさの日本語便利帳ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱